| 会社名 | 株式会社アスカメディカル |
|---|---|
| 住所 | 大阪市城東区関目2丁目12番10号 |
| 電話番号 | 06-6939-3011 |
医療現場では、感染対策や業務効率の向上といった課題がつねに求められています。そうしたニーズに応える存在として、設計開発から製造、販売、アフターフォローまでを一貫して手がける医療機器メーカーである株式会社アスカメディカルがあります。本記事では、アスカメディカルの特徴や製品、ものづくりへの姿勢についてくわしく解説します。
医療機器を専門に開発からアフターフォローまで行う
アスカメディカルは、医療機器の設計開発から製造、販売、さらには導入後のアフターフォローまでを一貫して担うトータルサポート体制を強みとする医療機器専門メーカーです。単なる製品供給にとどまらず、現場に寄り添った包括的な支援を行っています。アスカメディカルがおもに手がけているのは、医療現場で使用された器具やチューブ類を対象とした洗浄・消毒・乾燥機器です。具体的には、オーダーメイドのシステムシンクをはじめ、軟性内視鏡用の乾燥保管庫、熱水式チューブ洗浄乾燥器、超音波レビテーション洗浄器、ホルムアルデヒドガス消毒器など、多岐にわたる設備機器を開発・製造しています。
さらに、こうした大型機器だけではなく、医療現場の細かなニーズに応える製品も展開中です。たとえば、洗浄効率を高めるバスケット類、床ずれ予防パッド、ベッドの隙間やずれを防止するマットなど、現場の負担軽減につながるアイデア商品も取り扱っています。このように、アスカメディカルは、設備機器から補助用品まで幅広くカバーすることで、医療現場の衛生管理と作業効率の両立を支えています。
ひとつずつチームで組み立てていくシステムを採用
アスカメディカルの大きな特徴のひとつが、チーム単位で1台ずつ製品を組み上げる製造体制です。一般的な分業制とは異なり、部分作業の積み重ねではなく、ひとつのチームが完成まで責任をもって組み立てを行います。この方式により、製造に関わるスタッフひとりひとりが製品全体を深く理解できるだけではなく、よりよくするためにはどうすべきかという視点をもちながらものづくりに取り組めます。また、現場では上下関係にとらわれず、気づいた点を自由に意見として出し合う文化が根付いており、品質向上につながっています。製造に携わったスタッフが実際に医療施設へ納品・設置にも立ち会う点も特徴的です。これにより、顧客の要望や現場のリアルな声を直接受け取ることができ、フィードバックを次の製品開発へと反映させる好循環が生まれています。
さらに、メンテナンス体制においてもアスカメディカルの強みが発揮されています。製造スタッフ自身が全国の医療機関へ出向き、自社製品だけではなくOEM製品の対応まで行います。製品構造を熟知した人材が対応するため、迅速かつ的確なメンテナンスが可能です。
営業部門もまた、現場の声を収集する重要な役割を担っています。日々の業務の中で、医療従事者が抱える課題や要望を細かく拾い上げ、開発・製造部門へとつなげています。三位一体の体制が、アスカメディカルの高い対応力を支えています。
顧客の現場を知り、必要なものを提案・製品化
アスカメディカルのものづくりの根底にあるのはまず現場を知るという姿勢です。医療機関は規模や運用方法、現場の状況によって必要とされる機器が大きく異なります。そのためアスカメディカルでは、既製品に頼るのではなく、オーダーメイド製品の開発を積極的に行っています。医師や看護師、医療スタッフとのコミュニケーションを重ね、現場の課題や悩みを共有することで、本当に必要とされる機器を見極めていきます。そして、その課題に対して最適な解決策を設計・開発し、製品として形にしていきます。
こうした姿勢は、創業当初から受け継がれているものです。1983年の創業時、創業者である先代社長が医療資材の営業として病院を訪れた際、看護師から衛生管理の悩みを聞いたことがきっかけでした。自宅で試行錯誤を重ねる中で、医療用乾燥器の開発に成功します。
とくに印象的なのが、乾燥技術の発想の転換です。雨の日でも洗濯物が乾く理由をヒントに、風と除湿を組み合わせることで、強力かつ効率的な乾燥機能を実現しました。この発想から生まれた製品は、現在でもロングセラーとして支持されています。
さらに創業者は看護師は発明の母と考え、現場の声を最重要視して製品改良を続けてきました。この思想は現在にも受け継がれ、顧客との“共感”と“信頼”を軸としたものづくりへとつながっています。アスカメディカルは、顧客の知識や技術と自社のノウハウを融合させることで新たな価値を生み出す化学反応を重視しています。医療技術が高度化しニーズが多様化する中でも、柔軟かつ迅速に対応できる体制を整えています。